虎ノ門とうまクリニック院長ブログ
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2010年10月 アーカイブ

2010年10月12日

私のピンクリボン記念日

10月5日は私のピンクリボン記念日です。3年前の10月5日 私は乳癌で右乳房全摘術を受けました。翌年の10月5日は 非常に感慨深く ちょうどピンクリボン運動と時期が重なっているので街中のピンクリボンが自分を応援してくれているように見え、何かと心の琴線に触れて涙ぐんだりしていました。ちなみに10月5日は 私が大好きな役者さんの誕生日でもあります。手術当日は長年 毎年せっせとお誕生日プレゼントを送っていたその日と重なり 勝手に縁を感じました。翌年 2年目の10月5日は より冷静になり 如何に自分の患者さんの癌を見落とさないようにするか検査の手順などを見直しました。なぜか 手術の日から役者さんのお誕生日プレゼントは3年連続送り忘れています。(ごめんなさい 他意はありませんが忘れました)。しかし、今年4月 大切な患者さんが非常に珍しい癌になり、なかなか画像で見つからず 見つかったときには手遅れの状態で8月1日にお亡くなりになりました。私は スタッフからも おそらく癌患者さんの手術・治療を依頼する他院の先生からも癌に関しては病的に神経質というか、異常にマニアックだと思われていると感じています。検査はひじょうにしつこく ストーカー的と言われています。自分でも多くの早期発見を毎年していると自負しながら、しかし、見つけにくい癌があることに愕然としました。CT,MRIを駆使しても駄目なものはダメということが身にしみてわかりました。4月にこの癌が発覚して以来 患者さんの奇蹟の回復を毎日祈りました。たった一度だけでも最期にご家族で温泉旅行など和むひとときを送っていただければと。。。昨年7月23日には解離性大動脈瘤破裂で大切な患者さんを亡くしています。医療はまだまだ完璧ではなく、ましてや自分の力量にも大きな限界があることは承知しています。亡くなられた方のお顔やお声を思い浮かべない日はありません。20数年間 医師となってからずっとそうでした。この苦い悔恨と闘いながら、今年10月5日 私はそれでも歩みを止めず わずかな1歩ずつでも 死病という大きな脅威に一太刀でも報いていくような努力を続けていかなければと心に誓いました。

2010年10月16日

医学部学生さん フレッシュな息吹

当院は 東邦大学医学部全人教育実習施設です。(小さなクリニックですのに 大学より何とも身に余る御役目を仰せつかっております。)学生さんをお預かりするのは、今年で3年目ですが、10月13日~15日までの3日間 大変かわいらしい やる気満々の美少女2人が見学実習に参りました。この3日間に来院された患者さま、ご協力ありがとうございました。私たち医師は、医学部入学時点よりさまざまな方たちに支えられ 一人前の医師となっていきます。実習で出会う患者さんはその最たるものです。自分より年上で 人生経験をはるかに積まれた先輩である患者さんの痛みや苦しみをどう引き出し 打ち明けていただけるかに 初期診断が正確につくかどうかがかかっているからです。診断の答えは患者さんの言葉にあるのですから。「聞く技術」~名著です。毎年学生さんに読むように勧めています。2人の女子学生は真剣に診察の様子や内視鏡検査などを見学していました。さすがフレッシュマン。医学部入学したてのほやほやですから 初々しく やる気満々です。当院のスタッフは仲が良く いつも助けあっていますが、何せおばさん集団ですから(ごめんなさい。スタッフさん。中にはちょっと若い子もいますが。)、風穴があきました。。。フレッシュな風。。。これ 時には必要かも。来年もがんばります。

TOMATOクラブ発足します。

昨年ぐらいから、当院と患者さんをつなぐ心のかけ橋みたいなもの 患者会のような 何かできないかなあと考えていました。営利目的ではなく 患者さんへ健康に関するコラムめいた学級新聞のような冊子をお配りしたり 健康に役立つミニ情報や 食事のレシピを提供したり 健康体操のやり方を伝えたり。。。。患者さんからの疑問にお答えしたりと。。。。。というわけで 患者さん有志により TOMATOクラブ発足する兆しです。会費もちろん無料ですが、冊子などの郵送を希望される方は切手代だけ実費でかかります。ご入会に際しては 当院ID番号が必要になります。(あくまで患者会ですので 患者さん相互の安全のため部外者の方はお断り申し上げます)。詳しくはHPまたは このブログ上でご確認ください。(近々 詳細決定しますのでUPします。) 

2010年10月17日

生活習慣病遺伝子診断

生活習慣病遺伝子診断を10月より始めました。通常1項目3万円台ですが、このたび11項目3万5千円でオープンキャンペーンを行います。10月18日より10月25日までの期間限定です。遺伝子診断は一生に一回で十分ですので お得なこの時期に是非という方は 03-5501-4082までお電話の上ご来院下さい。採血は1-2mlです。項目は 1)肥満2)メタボリックシンドローム、3)糖尿病、4)高血圧、5)慢性腎臓病、6)脂質代謝異常、7)心筋梗塞、8) 脳梗塞、9) 脳出血、10) クモ膜下出血、11) ミトコンドリアハプログループ(長寿かどうか)です。あくまで 上記疾患になりやすいリスクがあるかどうかを判定します。通常市場価格は上記11項目で35万前後ですので この1週間でよろしければどうぞトライしてみて下さい。お知り合いにtwitterでつぶやきもお願いします。

2010年10月18日

超音波専門塾 葵塾の開催

虎ノ門とうまクリニックの超音波テクニックを伝える専門塾を開催することになりました。動機は 生理機能検査技師さんを派遣でお願いしたことがあるのですが、眼の球が飛び出るほどの高額な時給で、蓋を開けたら 全然経験が浅く 満足がいく超音波検査ができないというケースに何度かあたったことがあるからです。技師さんの腕も確かめず 営利目的でもろに行っている派遣もあり、これで泣きを見るのは患者さんですから、自院のテクニックがどこより素晴らしいとは決して思いませんが せめても正確に超音波を撮れる技師さんを育成し、社会に巣立たせるべくがんばってみようと 当院の臨床検査技師数名と立ち上がりました。当初月謝をなしにしようか ボランテイアでやろうか 安めにしようかとも思いましたが ご自分の病院の業務でお忙しい技師さんに 毎回無理してでも出席を促すため あえてそこそこ高額な月謝設定としました。当院で基礎をマスターした後は 専門機関での研修のご紹介も考えています。(CVT資格をとるため) 以下は 超音波専門塾 葵塾の宣伝です。
虎ノ門とうまクリニックの超音波テクニックを学んでみませんか?
        超音波専門塾  葵塾 生徒募集中
          応募資格) 超音波(腹部 心臓 頸動脈いずれか)検査業務に
                  携わった経験が1年以上ある方(初心者はお断りしています。)で心臓、
                  血管超音波にまだ自信がない方。
                 心臓超音波、頸動脈、腎動脈、下肢動脈、下肢静脈の技術を専門的に
                 学んでみたいとお考えの方
          教室開催)毎週水曜日 18:30より
                 1コマ120分(講義+実技)
                 月4回×3か月=計12回のコースになります
          費用)1カ月3万円×3か月=計9万円 最初に一括お支払となります。
          生徒さんの応募状況により 開催決定時期が決まりますので 詳しくは
       03-5501-4071 院長 當間までお問い合わせください。講師は当院臨床検査技師です。
尚 血管超音波に熟練した方には 当院のコースではなく 最初から別途専門的施設を ご紹介申し上げます。(熟練した方以外入れません。また季節によりご案内できないことがあります。)

エール

先週の水曜日に心臓弁膜症の手術を無事終えられた某患者さん、診断がついてから2ヶ月間 不安と闘う日々をよく頑張られました。手術直前 風邪をひき大あわてで治していただきましたが、無事手術が成功し私もほっとしています。検査で大変な場面もありましたが 喉元すぎれば何とやらですね。お帰りをお待ちしています。先週の金曜日に無事 乳癌の手術を終えられた某患者さん。お疲れさまでした。超極早期だそうですから どうかご安心ください。お二方とも除夜の鐘を安堵して聞いていただけるのが何よりです。先々週 胆嚢摘出術後脳梗塞でご入院された某患者さん。ワーファリンが効いていたので大ごとにはならなかったようですが、リハビリがんばって下さい。1日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

2010年10月19日

土鍋ごはんに夢中 萌え~

私は一家の主婦でありながら、時たまの土曜、日曜しか まともにごはんを作りません。家にはお手伝いさん、母、妹、娘とわんさと女手があり、何と恵まれた環境の私は たまに台所に立つと皆から煙たがられるのです。若いころ(20代-30代前半)はやってましたよ。炊事・洗濯ばしばし。仕事後深夜0時に池尻大橋丸正で食材を買い、てんぷらを1時まで揚げ、2時まで皿洗い、翌朝旦那のお弁当を作り、おっぱいを赤ん坊にあげ、朝7時30分のカンファに出席していた私。。。偉かった。今はムリ。お料理は大好きです。何せ 学生時代は解剖実習しながら辻クッキングに通い詰め、せっせとマスターしました。各コース。で、巨匠とも言われ、幻の達人とも言われる私めが今 ハマっているのが土鍋でごはんを炊くことです。あ、みなさん そんなものとっくにやっていますね。失礼。炊飯器では出ません。やはりこの美味さ。コツは強火で炊く最初の段階で如何に我慢して蓋を取らないか、ちょこっと入れる酒の量 あと昆布入れてます。これにハマると やたらと色々な土鍋が欲しくなる。。狭い我が家は土鍋だらけ。

2010年10月22日

石川達三 48歳の抵抗

今週 とある患者さんに「先生はおいくつにおなりですか?」と尋ねられました。(まあ、女性に年を聞くなんて。。)と思いながらも、正直に実年齢を答えました。だって、下手に隠しだてしても、待合室の循環器専門医や内科専門医の証書に生年月日書いてありますもん。ごまかしはききません~。この専門医の証書も「ちゃんと専門医って証明できるものを提示して下さい。」と患者さんに言われ、時代やな~と掲示しました。年がばればれなのは、この時から覚悟できてます。ところで、47歳と年齢を答えたら、「だったら48歳の抵抗ですな。」と言われました。切り返せないでいると、「先生は石川達三知らないですか?」と。私は自称文学ヲタですが、どちらかというと翻訳系専門で、石川達三苦手かも。。ですが、これを恥と思い、帰宅してななめ読みしました。48歳の抵抗。ザット読後感ですが、昔は48歳で、ここまでの閉塞感あったんですね。今は、男女ともに幼くなっているというか、いい年して若いですよね。気持ちが。48歳なんて、同窓会恋愛でも、婚活でもまだまだイケると思っている人も多いはず(実際 イケます。私はおっぱいないし、ダメですが)。自分自身を省みると、仕事面では「47歳の抵抗」多いですね。私の場合。あれも、これも、やってみたい、まだまだトライしたいと脳内妄想の構想でいっぱい。一方で、これで人生終わるかも~平凡だったなあとヘコむことしきり。でも一番の47歳の抵抗は 韓流23歳俳優の追っかけだったりして。。。

アンチ坂本龍馬

私は アンチ坂本龍馬です。第一に 私は会津出身であり、これを誇りとしています。第二に、坂本龍馬の生き方は武士道に大きく反するからです。(薩摩藩に裏切りをさせるとは 武士らしくない信念です。)しかし、最近 龍馬は偉大だったなあとしみじみと思うようになりました。一歩間違えれば、列強に食い物にされ、植民地化されていたかもしれない日本を独立国として守れたのは、薩長同盟でキワどく、遅れに遅れていた時代を切り返し なんとか西洋に追いつけたからです。敵ながらあっぱれ。。日本政府の皆さん、心意気を見習って下さい。ただし、彼は武士ではありませんね。生き様は根っからの商人です。岩崎弥太郎以上に 商人魂もっています。彼が存命していたら 三菱は違う名前になっていたのでしょうか?高杉晋作は敵ながら ほれぼれします。生き様が潔く、先見の明がありますから。早死にもったいなかったです。ちなみに、大河ドラマの会津藩主松平容保公の描かれ方は、あまりにもひどく、温厚で貴公子然としていた容保公が、逆ギレ、激こうして、物を蹴る場面では、NHKにクレームを入れました。大体、海援隊にイケメン多すぎで、新撰組沖田総司も土方歳三もひどいし、近藤 勇ちょっとひどすぎ。。官軍と幕軍が慶喜含めて 水戸黄門ちっくな勧善懲悪になりすぎです。今年いっぱいは我慢我慢。勝てば官軍ドラマ。

2010年10月25日

人生は美しい

ロベルト・ベニーニのユダヤ人迫害をテーマにした映画で「人生は美しい」というのがありますが、ご存知ですか?このタイトルは、ロシア革命家トロッキーが1940年に書いた遺書の末尾の言葉で「人生は美しい。未来の世代をして、人生から一切の悪と抑圧と暴力を一掃させ、生を心ゆくまで享受せしめよ。」に由来します。私は社会主義者ではありませんが 「オルフェウスの窓」世代ですから、ロシア革命はかなり入れ込んで、その昔研究しました。どちらかというと悲劇のロマノフのお姫様たちや、優柔不断で最後まで赤ん坊の様だったニコライⅡ世と夫を叱咤激励しすぎて、誤った方向に迷い込んだアレキサンドラ皇后、果ては「ロリータ」の作者で耽美主義者のウラジミール・ナボコフ、ラスプーチンを暗殺したユスーポフ公などなど 革命で命を落としたり、亡命とその後の人生の転換を余儀なくされた王侯貴族を調べまくっていました。アルバム、自叙伝かなり漁りました。レーニンなど革命側は近寄りがたい雰囲気があったのですが、最近になり、トロッキーの自叙伝や「裏切られた革命」などを読んでいます。”「人格の絶対的価値」という見地からすれば、革命は、戦争と同じく有罪を宣告されてしかるべきである”と明言してはばからないこの人、反乱軍に対して情け容赦ない粛清を行う赤軍の怖いイメージが強かったのですが、バランスがいい部分もあったんだと少し見直しました。晩年のフリーダ・カーロとの恋愛も有名ですよね。こちらも革命の闘士に燃え、障害にめげず人生と闘う知性溢れる情熱の女性ですから、呼び合うものがあったのでしょう。にしても凄いカップルですが。。。昨今の世の中、悪と暴力を一掃して人生は美しいともう一度言える時代にして欲しいなあ~日本の治政者の皆さん。抑圧だらけです。

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